エッセーNo.8

「三代目ワーキングマザー」

最近、葉書を買う時間もないが、懸賞に応募するのが好き。 しかし、それと同時に必ず迷う。 職業を何と書くか。
私は「主婦」であり「会社員」であり、三児の母でもある。 職業欄に、主婦か会社員か、はたまた両方書くべきか迷う。本当は、これが楽しい。
結果、主婦向けの懸賞には「主婦」、OL向けの懸賞には「会社員」、場合により「兼業主婦」。ちょっとずるいかな? 

母は、私が四歳の頃からパートとして働き始め、今なお現役である。母方の祖母は、自営業の祖父を手伝ってきた。私も将来ワーキングマザー(以下WM)になると決意したのは小学校一年生のときだった。

誰もいない家に帰るのは嬉しくなかったが、母が私や妹のために働いていると思うと、自然に尊敬していた。 

学生最後の夏、厳しい就職戦線の中、出産後も仕事を続けるつもりで現在の会社に決めた。ここでは、WMがたくさん活躍している。

入社三年目に結婚、産休を経て、長男が誕生した。さらに、育児休業(以下育休)中に第ニ子妊娠。前代未聞の年子(!)で実質、ニ年弱休んだ。 

復職後最初の冬は、地獄だった。覚悟していたが、想像以上に大変だった。原則定時退社で、残業もままならず、子どもが熱を出せば、早退するしかない。本当に辛かったのは、長女(第ニ子)が入院したとき。付き添いで疲れたのか、次は私が風邪をこじらせ、肺炎にかかってしまった。

こんなとき困るのは、双方の実家が遠く、さらに双方の母が働いていること。普段からまめに連絡を取り、何かにつけて感謝することはとても大切である。

その後、第三子を授かった。上の二人には申し訳ないが、私が若かったせいもあり、余裕を持って子育てができなかったのに対し、三回目の二女の育休は、とても充実していた。 

この春、三人の子どもを保育園に預けて仕事を再開した。決して楽ではないが、やはり私は働きながら主婦でいる方が性に合っているようだ。正直、こんなに大変なら辞めてしまいたいと思うことが、年に一度くらいある。しかし、自分から仕事をなくした姿をどうしても想像できず、いきいきしているWMに接するとき、いつも思いとどまることになる。

食器洗い乾燥機を自分の給料で買い、買い物は生協や通販で済ませる。

いかに時間を有効利用するかを毎日考えたり、子どもの成長を、保育園を通して確かめるのも、わこわこネットにアクセスするのも、すべて 私を成長させてくれている要素だ。

(サチ)

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